GSX 冬の安曇野へ

RX-82006-01-08

年末年始と雪が降ることが多かったため、GSX1400を塩尻の旧宅に置きっぱなしで、なかなか安曇野まで持ってくることができなかった。
ここ数日、寒さも少し和らぎ、天気も良かったので、いよいよGSXを安曇野の新居に持ってくることにした。
 
ヘルメット・グローブ類を抱えて、自宅から豊科駅までタクシーで行き、豊科駅から大糸線篠ノ井線を乗り継いで塩尻駅まで、家を出てから1時間半くらいで塩尻の旧宅に到着。
クルマだと30〜40分くらいで行けるのだが、公共交通機関を使うとなかなか遠い。
 
晴れているとはいえ、気温は−2℃。
バイクに乗るにはちと寒い感じだが、天気が良いので気分は良い。
晴れているとはいえ、一応路面の雪と氷を避けて、国道19号線で松本方面へ向かう。
相変わらず週末の国道は渋滞していてノロノロ運転だが、あまり速度を出すと寒いのでちょうど良いかも。
 
松本まではたいして寒さも感じず、快調そのものだった。
しかし、松本から国道147号線で豊科方面に向かうと、とたんに寒くなってきた。
気温がまるで違うのだ。
大町方面から来る対向車は、白馬とかでスキー・スノボを楽しんできた人たちのクルマだろうか、車体の屋根に雪が満載のクルマも見かける。
ヘルメットのシールド越しに見える景色は、真っ白な日本アルプスと雪原と化した田畑。
ココが雪国であることを実感する。
以前、北海道に住んでいたときにも、こんな景色の中をバイクで走ったことがあるのを思い出した。
寒いけど、なかなか楽しいルーリングだ。
 
一番大変なのは、自宅の前。
正月に降った雪が家の前の道には圧雪となっていて、ところどころ凍っている。
GSX1400のリアタイヤ(190/50ZR17)は、まるでグリップしない。
なんとか家の庭の前まで持ってくるが、さらに庭には5cmほど雪が積もっている。
軽く空転を続けるリアタイヤをなんとかなだめて、テラスの下まで移動させる。
なかなかスリリングである。
 
長野県の北部では、今でも大雪が降っている。
安曇野にもこんなに雪が降るのはめったにないことらしい。
もうちょっと雪が解けたら、またGSXを引っ張り出して、冬の安曇野散策をしてみたいものだ。