スーパーテネレにサイドケースを付けた

GIVI TREKKER  OBK48

スーパーテネレにGIVIのサイドケースを装備した。
当初は従来のモノキーのケースにしようとしたが、アルミのゴツいケースが付けたくて、TREKKER
OBK48をチョイス。

御大層な箱に入ってくる。
2個セットだから、とてもデカイ。

そして、見た目より軽い。
アルミケースだからか。

OBK48はGIVIの新しいCAMシステムのため、モノキー用のラックではなく専用のラックが必要になる。
従来のモノキーラックとケースが3点支持であるのに対し、CAMシステムは4点で固定するため、未舗装路などを走るときでも安心である。

まずは車体にラックを取り付ける。

簡単な説明書も付いているので、見ながら付けてみる。

 

ラックを構成する部品一つ一つがガッシリした印象で、安心感がある。
パイプも太い。
しかし、同時に重量増が心配になる。

ラックの装着には、工具さえキチンとしたものがあれば、特に時間がかからない。
ボルトは六角穴ボルトのため、六角レンチを駆使する。
しっかりとした六角レンチが欲しい。
ホームセンターでも売っているL字の六角レンチと六角のラチェットレンチがあると便利。
特に車体左側のタンデムステップのステーに組み付ける六角穴ボルトが、レンチをかけづらく作業しにくいのだが、あとは大した問題は無い。

初めは緩めに組んで、様子を見ながら閉め込んでいく。
部品点数も多くないので、1時間ほどでラック装着完了。

いよいよサイドケースを付けてみる。

まずケースの下側2箇所の溝と、ラックの突起を合わせたあと、上側2箇所のノッチに合わせて車体側に押し込む。
カチッとしっかりはまると、びくともしなくなる。

左右付けてみた。
思っていたとおりだが、実際に付けてみると、デカイ!
車体左側は特に大きく張り出す。
BMWなどのように、マフラーの逃げがあるようなケースではないため、マフラーの幅のぶん、外側に張り出す。

見た瞬間、これではすり抜けはできないと思う。

実際に装着して使ってみると、蓋が前ヒンジで上に開くので、下ヒンジで横に開いてしまうモノキーのケースより便利である。
鍵穴もケース後ろ側にあるので、トップケースを含めて開け閉めがしやすく、内容物の出し入れが楽なのだ。

それから、大きめのトップケースを付けていても、問題なく蓋を開けることができる。

なによりプラスチックのケースより高級感があって良い。
また、黒いケースも選べるのだが、シルバーのほうが旅のアイテムっぽくて良い。
(黒いと、なんかミリタリーちっくな感じがして、それはそれでいいのだが)

メリットは、荷物がとんでもなく多く積める。
ホントに箱形状なので、きっちり荷物が入る。
トップケースとかは、底面やケース形状から、見た目ほどの荷物が入らない。
これまでの自分のバイクライフ史上、最大積載量が可能。しかも飛躍的。
これなら荷物をパッキングするとき、持って行きたいものを全部載せられる。

デメリットは、やはり車体幅が広くなるため、狭いところを走るときに気を使う。
これまではハンドル幅が通れれば、たいてい問題なかったのだが、この全幅では気にならざるを得ない。

走行時はケースを見ながら走れるわけではないので、特にすり抜け時はリスクが大きい。
シートに座って、だいたい両手を左右に広げたくらいが通れる目安になるが、よほどマージンを多く取らないと、安心できない。
よく駐輪場の入り口にある金属ポールのようなものの間を抜けるのは、とーっても気を使う。

まぁ、積載容量の恩恵から考えれば、たいしたマイナス要素ではないと思う。

これだけの荷物が乗れば、日本中どこに行くことになっても、積載量の心配はしなくていいだろう。
ユーラシア大陸くらいは横断できそうな気がする。