千曲川サイクリングロードを行く【前編】

RX-82007-10-06

今回はチャリのイベントである。
従って、今回はマイチャリ「FELT F55」の出番である。
チャリの仲間と、千曲川サイクリングロードを走ろうという企画である。
 
初日の今日はJR上田駅をスタートし、戸倉上山田温泉が目的地で、行程としては20kmくらいのユルユルなコースである。
上田市内観光をしたり、千曲市の千曲橋まで走って帰ってきたりしたので、結局40kmくらい走ったが)
 
まずは朝8時にJR上田駅集合。
なぜこんなに早いかというと、東京方面から来るメンバーの新幹線の指定席が始発しか空いていなかったらしい。
風林火山ブームか、紅葉シーズン突入だからか、3連休だからか、とにかく東京からの行楽客は多いようだ。
長野県にとっては嬉しいことである。
 
私は6時に起きてF55をRX-8に積み、高速道路で上田まで行き、上田駅前の駐車場にRX-8を停めてF55を組み立てた。
東京から来るのも大変だが、安曇野から来るのも大変なのである。
ここで大変なことに気づく。
サイクリングシューズを忘れたのである。
朝、下駄箱から出して準備したのに、すっかり忘れたのである。
間抜けである。
仕方ないので、RX-8に積んであったトレッキングシューズが靴底が硬いので、これで行くことにする。
 
上田駅に行くと、既にみんなはチャリを組み立て終わり、スタンバイ完了。
今年の富士ヒルクライム以来なので、久しぶりである。
まだ朝早いことと、今日の行程は楽勝の距離なので、まずは市内観光をする。
駅前ロータリーの標識には、真田十勇士のマークが市内随所に描かれてあったので、オリエンテーリングのようなものと考え、これを目指して走り出す。
…しかし、まったくソレらしきものが発見されず、早々にクエストを断念する。
 
気を取り直して上田城跡へ。

上田城跡では、本丸跡で幼稚園の運動会をやっていた。
 
ふと、Eくんを見ると、サイクリングシューズの靴底(クリート)に何か装着している。
クリートカバーらしい。
サイクリングシューズを履いて、こんな城跡などを散策するときは、クリートが磨り減ってしまうのが気になるものだが、クリートにゴム製のカバーが付けられるのであれば、クリートの減りを気にしなくても良い。
次回のサイクリングまでに買っておこうと思う。
【商品紹介】KOOL KOVERS クリートカバー
 
さて、市内観光で時間をつぶした我々は、蕎麦を食べに行くことにする。
といっても、めぼしい蕎麦屋が開店する時間まではまだ少しあるので、上田駅に戻って駅そばでも食べようということに。
上田駅の中にあるお蕎麦屋さんは、比較的美味しいのである。
私は月見そば、みんなはもりそばを発注。
軽く食べた後、なぜかさらにお蕎麦屋さんに向かう。
E君曰く、「今回のツーリングは蕎麦が中心」とのこと。
 
ということで、ガイドマップにも載っていた「やぐら亭」さんに行くことにする。
上田駅から西へしばらく走り、あっさり到着。
さすがに11時ちょい過ぎくらいでは店内も空いている。
今食べたばかりでもあり、たくさん食べる気にはなれなかったが、なんとなくみんなは「かきあげ」が食べたいという話しになり、私はかきあげおろしそばを注文する。

(正確には「おろしそばB」 870円だったかな)
 
さすがにいろいろなガイドに出ているだけあって、美味しい。
S君は関西出身のため、あまり蕎麦の美味さがわからない様子。
このツーリングで覚えていくのかな?
 
食事後、いよいよ千曲サイクリングロードへ。
上田駅の南側の「上田橋」で千曲川を渡り、サイクリングロードへ。
といっても「始点」というような標識類は無く、ホントは何処が始点かわからない。
とにかく、橋の南側から西へ向かうのがサイクリングロードらしい。
いざ、スタート!

 
まぁ、上山田温泉までは急いで行っても1時間くらいで着いてしまうような距離なので、ユルユルと走り出す。
一応サイクリングロードなので、自転車専用道なのだ。
しかし、併走する車道のほうがどう見ても荒れていないので、どちらを走るか迷う場面もある。
そのうち、車道とは別れ、自転車専用道のみとなる。
上田から坂城あたりまでは、とても路面が良くない。
だいたい2mおきくらいに路面の継ぎ目があるような感じで、常にその継ぎ目を気にしていなければならないので、景色があまり楽しめない。
リム打ちまでは行かないまでも、車体にかかる振動はけっこう大きい。
 
さらに、坂城に入る手前ぐらいでは、狭い車道の路肩を走らなければならないところもあり、ちょっと楽しめない。
坂城に入り、ようやくサイクリングロードらしくなるような感じ。
坂城まで走ってきたら、薄曇りだった天気もだいぶ良くなり、路面も良くなってきて、気持ち良い。
気温も上がり、とても気持ち良いので、サイクリングロード脇の芝生を見つけ、昼寝をする。

 
私も30分くらい寝てしまった。
ホントにユルユルなサイクリングである。
このままではイカン、気を取り直して今日の目的地まで走り出す。
 
坂城から上山田温泉までは、とても景色がよく、併走する千曲川もキレイで気分も良い。
ときどき現れる橋を渡ったりしながら、ゆっくり先へ進む。

 
千曲川に魚が居るのが見えたりすると、自転車を降りて水面近くまで下りたりする。
鮎?山女?あたりか、とにかく5cmくらいの魚が大量に泳いでいたりする。
網ですくってやると、大量に捕れると思うのだが、こんなにもたくさんいると、かえって捕る気もおきない。
 
寄り道をしながら進むが、サイクリングロードではときどき散歩の人や我々のようなチャリ乗りにすれ違うだけで、人はまばらである。

 
のんびり走ってきたが、3時くらいには上山田温泉に着いてしまった。
まだまだ時間的に早いので、今晩の宿「晴山」さんに荷物を預け、もうちょっと千曲川を下ることにする。
千曲市にある「千曲橋」まで走り、 上山田温泉まで戻ってきた。
4時半チェックイン。
夕食は6時なので、ひとっ風呂あびることにする。
夕食はボリュームたっぷりで、一日遊んできた我々にはビールも食事も染み渡る。

ホテル「晴山(せいざん)」さんの夕食。
上の鍋は牛鍋、左下にはイナゴの佃煮が…。

桜海老の炊き込みご飯。最高でした。
 
イナゴの佃煮は、味は美味いのだ。
佃煮だし。
しかし、姿形はイナゴなので、とても生々しい。
味は嫌いではないが、見た目でNGである。
 
食事の後、温泉街に繰り出す。
ひとしきり遊ぶが、疲れも溜まっているので深夜1時前には就寝。
翌日へ。