白馬まで自転車で行く

RX-82008-06-21

今日は微妙な天気だったが、自転車で白馬村まで走ってみた。
先週、チャリ2号で大町まで走ってみて、白馬まで走るイメージができていたので、今週は実行したかったのだ。
(今回、画質がイマイチなのは、携帯電話のカメラで撮影したからである)
 

今回のチャリは、我が「MERIDA CROAD 8300SX」。
メインチューブに輪行袋を下げて、帰りは輪行する気まんまんである。
 
自宅から白馬村のJR白馬駅までの距離を「いつもドライブ」で計ってみると、ちょうど50kmだった。
先週の大町往復が60kmだったので、実はたいした距離ではないのだが、「白馬」というと「けっこう遠いところ」という印象があって、今まで二の足を踏んでいたのである。
(まだ東京に住んでいた頃の感覚なのかなぁ)
 
自宅からは山麓線まで一旦上がり、「北アルプス牧場」から山麓線を離れ、なるべく「坂」を回避して「ちひろ美術館」に向かう。

 
基本的には「安曇野アートライン」を北上するルートである。
自宅から「ちひろ美術館」あたりまではアップダウンがあるが、「ちひろ美術館」から木崎湖までは、緩やかな上りが続く。
 
自宅を出て、「ちひろ美術館」の前の公園で最初の休憩。
とても順調である。

 
次の休憩は、木崎湖の手前のセブンイレブンである。
自宅から約30km走行。
もう半分は来ただろう。

 
木崎湖に着いた。
木崎湖は仁科三湖の一番南側にある湖で、ブラックバスが居るためバス釣りが盛んに行われている。
最近では2006年にリメイク・上映された「犬上家の一族」の撮影があったことで知られている。

 
国道を行くと、けっこう上り坂があるので、湖畔ならば平坦であろうという考えから、湖畔を行くことにした。
木崎湖の西岸を中綱湖方面に向かったのだが、キャンプ場や別荘地などがあって、飽きない。
しかし、湖面に沿って道路があるわけではなく、意外とアップダウンがあるルートだった。
まぁ、あまり苦になるレベルではなかったので、ひと安心である。
 
木崎湖から中綱湖にかけては、簗場の駅の手前まで国道148号線を進むしか無いため、数百メートルくらい国道148号線を走った。
当初、この上り坂がキツイんじゃないかと心配だったのだが、こちらも想像していたより緩やかな上り坂だったので、たいしたことなかった。
 
簗場の交差点から国道を離れ、中綱湖の湖畔まで下りる。
中綱湖は仁科三湖のなかで一番小さい湖なので、短時間で通過してしまう。
木崎湖バス釣りらしい若い釣り客が多く見られたが、中綱湖はヘラブナやコイなどが対象となるため、比較的年配の釣り客が見られた。
隣の湖なのに、雰囲気はだいぶ違う。

 
中綱湖の様子を眺めていると、JR簗場駅を列車が通過した。
時間と外観からして、「北アルプスいろどり号」である。
ゆっくり通過する列車の窓には、こちらに手を振る子供などもいたので、こちらも手を振った。
田舎に良くある風景である。
 
中綱湖から青木湖への移動も、ほとんど高低差が無く、あっさり青木湖へ。
 
青木湖も西岸を進んだ。
西岸にはスキー場やキャンプ場があることを知っていたので、ちょっと眺めてみたかったのだ。
やはり湖畔沿いに道路があるわけではなく、ちょっと高低差のある道路だった。
 
湖畔を走ってみて思ったのだが、青木湖は仁科三湖の中では一番ワイルドな湖かもしれない。
湖畔ギリギリに樹木が茂っていて、湖畔に下りられる部分は限られているのだ。
それに、一番上流にあるので、水がキレイである。

 
日光の当たり具合では青木湖の名の通り、湖面が青く見える。
湖畔道路(といってもほとんど山道だが)から見え隠れする湖面の様子は、北海道のオンネトーのようである。
湖畔沿いにずっと進むと、青木湖の北岸に出る。
 
青木湖を過ぎれば、いよいよ白馬村に入るのだ。
 
青木湖の北岸から国道148号までの間には、小さなトンネルがある。
このトンネルの手前で、歩道と車道が分かれているのだが、歩道の方は荒れ荒れで、大きな水溜りで塞がれているし、とても行けそうにない。
ほとんど使われていないんだろう。
 
仕方ないのでトンネルを行く。
トンネルは真っ暗なので、一応テールランプを点滅させる。
トンネル内部は、サングラスをしているとまるで見えない。
短いトンネルだし、交通量も無いのでたいしたことないが、路肩が無いのでクルマが来ると怖いと思う。
 
国道148号線との交差点に出た。
そのまま国道を横切り、まっすぐ白馬市街へ向かう。
こっから白馬駅あたりまでは、ずっと下りなので、楽チンである。

 
途中「姫川自転車道」という標識を見つけた。
以前インターネットで調べたときに、このあたりに自転車道があることは知っていたのだが、走った事はなかったので、ぜひ走ってようと思い、「姫川自転車道」へ向かう。

 
私が走ったのは、姫川沿いの数キロである。
確かに自動車道とは別の道なので、クルマが来なくて良いが、数キロ走っただけであまりにもあっけなく途切れてしまうため、拍子抜けである。
うーん、なぜ姫川沿いをずっと走れないかなー。
まぁ、自転車道を整備するほどお金が無いんだろうけど、とても気持ち良いだけに残念である。

 
「姫川自転車道」が途切れたため、国道148号線に出る。
国道148号線オリンピック道路が立体交差するところに出てきたのだが、ここからJR白馬駅方面は歩道も広いため、歩道を走ることにする。
緩やかな下りのため、漕がずにゆっくり進んで行く。
 
白馬駅に到着。
着いてみるとあっけないものである。
予想していたより急坂は無かったし、途中の景色も変化に富んでいて楽しめた。

 
ここまで自宅から54.75km。
思っていたより近いと感じた。
自宅からのんびり走って3時間半である。

 
13時くらいに白馬駅に着いたのだが、到着したとたんにお腹が減ってきた。
お気に入りのお蕎麦やさん「いっぷく」でざる蕎麦を食べよう。

「いっぷく」さんでは、ざる蕎麦を注文すると、季節の野菜の天ぷらがサービスで付いてくるのだ。
このサービスがとても嬉しいので、白馬でお蕎麦を食べるときは「いっぷく」さんに決めている。
 
食事が済んだら、風呂に入りたくなってきた。
白馬といえば、温泉である。
 
天気も良いので、どこか露天風呂にしようと思う。
「みみずくの湯」も「倉下の湯」も捨て難いが、今日は白馬ハイランドホテルの露天風呂にしよう。

ここの露天風呂は、北アルプスの眺めが良いのである。
それに誰も入浴しておらず、貸し切り状態だったので、満喫である。

 
風呂に入ったあとは、どうしようか考える…。
まだ14:30なのだ。
輪行を考えていたのだが、風呂に入ってリフレッシュしたため、元気復活である。
 
ということで、帰りも走って帰ることにした。
白馬から青木湖までの上り坂さえ上ってしまえば、あとはほとんど下り坂なのだ。
 
17:00、自宅到着。
穂高から堀金の自宅までは上り坂なので、ここが一番苦労した。
疲れている上に、長い上り坂があると、泣きたくなってくる。
今日の走行距離は、109.26km。

1日で100km以上走るのは初めてである。
やってみると、なんとか走れるもんである。
 
次回白馬に行くときは、もう1台の「FELT F55」で、もう少しタイム短縮したいと思う。