カートレースに参戦!
今年の夏からカートの練習を始め、メンバーも増えていろいろなイベントをやってきた。
そもそもは、カートのレース(2時間耐久レース)に出場しようという話しから始まったのだ。
そして今日、自分は初めてカートレースに出場する。
ようやく、目標達成の日が来たのだ(^^)。
実はウチのチームは先月のレースに出場しているのだが、そのとき自分は予定があって出場できなかったのだ。
(リーダーなのに…)
今回の2時間耐久レースにも、2チームをエントリーした。
1チームは表彰台を狙うチームで、もう1チームは初参加の自分を含めて、「参加することに意義がある」チームである。
まぁ、出場するからには上位を狙いますよっ。
今回のレースの参加チームは15台。
まずはドライバーズ・ミーティングのあと、50分の練習走行を経て、予選が始まる。
予選は各チーム代表1名による、1周のみのタイムアタックでグリッドを決めるのだ。
予選タイムアタック役を任命され、チームメンバー37名の期待を背負い(?)、緊張する。
普段の練習どおりに走れば、上位グリッドを狙えるだけのタイムを出す自信はあるが、やはり1発勝負のタイムアタックとなると、ミスはできないので、すごく緊張する。
(内心はワクワクなのだが)
普段大口を叩いているだけに、メンバーからの叱咤激励も激しい(^^)。
ミスしたら反省と罰ゲームである。
緊張感を維持したままコースイン。
タイムアタック開始!
1台ずつアタックするので、我々のチームだけでなく、参加者全員が注目する。
タイムアタックはミス無くうまくいったが、どうもクルマの調子が悪い。
アタック後にコース上で止まってしまい、ピットまで帰ってこれなくなってしまった。
原因はスロットルケーブルを留めている部品が緩み、スロットルケーブルがストッパーから抜けてしまったのだ。
(ワイヤーが緩み、アクセルを踏んでもキャブが反応しなくなる)
うーん、タイムアタックに入る前からどうもエンジン全開にならないので、変だと思っていたのだが、走行不能になるとは…。
まぁ、ストップしたのがアタック中でなかったので、良かったかな。
予選の結果はこんなトラブルがあった割には7位と健闘!
第一チームよりも前のグリッドを確保したのだ。
(リーダーとしての面目も保てたナ)
クルマは、スロットルケーブルのストッパーのネジを閉めなおして、とりあえず修理完了。
しかし、決勝が心配である。
決勝はF1のようにコース上のグリッドに各マシンを停め、チーム紹介のあと、5つのレッドシグナルが点灯し、ブラックアウトでスタートする。
なかなか雰囲気があって良い。
私は第一ドライバーも担当するため、スタートドライバーである。
いやぁ、この緊張感、たまんないねぇ。
スタートラインから自分のクルマの間には6チームのカートがあるのだが、大胆にも全部抜いてやると思っていた(^^)。
さぁ、スタートである。
走り出してしまえば、緊張などどこかに吹っ飛び、アドレナリン全開の戦闘モードである。
スタートは調子良く加速し、最初のコーナーで1台をパスして6位に上がる。
幸先良し。
さぁ、自分の前の5台をどう料理するか。
しかしここは冷静に。
2時間耐久レースは個人戦でなくチームでの戦いなので、最初のスティントはミス無く走りきり、次の走者にクルマを渡すのが自分の仕事である。
1周終わり、2周目に入る。
ここで事件は起きた!
ストレートの中間ぐらいで、タイムアタックのときのようにエンジンが吹けなくなり、惰性で第一コーナーへ侵入。
そこでもうアクセルの反応が無くなり、コースサイドの芝に乗り上げ、ストップ…。
両手を挙げてオフィシャルを呼ぶ。
やはりスロットルケーブルが抜けたらしい。
自分の横を次々とマシンが通過する。
調子良かっただけに悔しい!
アクセルペダルの踏み過ぎかもしれないが、今までこんなトラブルになったことないのだが…。
修理完了まで約3分のロス。
その間にトップとは3周以上開いてしまった。
もちろんこの時点でビリ。
これでは表彰台どころか、最下位になってしまう。
こうなったらスプリントのつもりで、持てるテクを駆使して、自分の全周回をタイムアタックしてやる。
どのみちプッシュしなければ、最下位なのである。
オーバーテイク・ショーの開始!
幸いなことにマシンの調子は良く、自分の前に現れるカートはガンガン抜いていった。
自分のベストラップも更新しながら、快進撃をしていく。
序盤からいきなり見せ場だが、本人は必死である。
約20分周回して、次のドライバーにバトンタッチする。
なんとか15台中13位まで順位を上げた。
第一チームも10位前後と苦戦している。
その後はメンバーのスピンなどがチラホラあったが、マシントラブルは無く、ほぼ順調に周回をしていく。
もともとメンバー内には初心者もいるため、多少のスピンは覚悟の上である。
私は後半にもう一度乗り、アタックを続けた。
あっという間に2時間が過ぎ、チェッカーが振られる。
我が第二チームは、順位は変わらず13位であった。
第一チームも10位と、不振であったが、無事2チームとも完走した。
いやぁ、ご苦労様でした。
順位は悔しかったけど、楽しかった。
なにはともあれ、怪我が無く終われたので、チームリーダーとしては良かった。
個人的には、スロットルトラブルが無ければなぁ…と、諦めきれない。
11月は最終戦、4時間耐久レースが待っている。
みんな「このままじゃ終われない」という思いでいっぱい。
最終戦の4時間耐久レースにエントリーをした。
なお、当日のレースの模様はコチラにも↓
レンタルカート2時間耐久レース08,10月