花粉の猛威

RX-82005-03-21

前日にも書いたが、この3連休は静岡の実家に行っていた。
RX-8で帰ったのだが、当初の目的はGSX1400を塩尻に持っていく予定だった。
信州もそろそろ雪が降らなくなってきて、バイクの姿をチラホラ見かけるようになってきたからだ。
塩尻の自宅前にあるセブンイレブンに、ツーリング中と思われるバイクが来たりすると、自分は出遅れているような気がしてならない。
 
一般的にはRX-8で走れば楽しかろう…と思うかもしれないが、いくらエイト君でZOOM ZOOMしたところで、気持ち良さはバイクにはかなわないのだ。
愛機GSX1400は「雪が降らなくなるまで」という約束で静岡の実家に置いてあり、近々取りに行こうと思っているのである。
この3連休は天気も良いという予報だし、GSXを持ち出すなら今だ!と思っていたのだが…。
 
世はまさしくスギ花粉大発生の時期。
 
事前に実家に連絡を入れたところ、「今年はとてつもない量の花粉が舞っている」とのこと。
さまざまなメディアも、去年の5倍から20倍とか、激しく報道している。
こんなときにバイクに乗ったりすると、どうなることか…。
 
ということで、泣く泣くGSX1400の塩尻デビューはおあずけとした。
 
それでもこの3連休中に実家に行ってGSXの様子を見てみることに。
実家に行ってみると、確かに花粉の飛散量はスゴイ!
エイト君の黒いボンネットが、花粉の色に染まる。
塩尻ではあまり気にならなかったのに、静岡に来てみたら、タチマチくしゃみが止まらず、目が痒くてたまらなくなった。
これではバイクに乗ろうなんて考えは、とても起きない。
(ちなみに、私は高校生の頃から花粉症で、発症歴20年のベテランである。)
 
GSX1400は約3ヶ月もカバーをかけっぱなしだったので、とりあえずエンジンだけでもかけてやろうと、ガレージから引っ張り出す。
以前乗っていたNINJA(GPZ900R)は、3ヶ月も動かさないでいると、エンジンがぐずることがあり、チョークをめいっぱい引いていても、セル1発でエンジンがかかるなんてことは、めったに無かった。
GSX1400はNINJAよりも500ccも排気量が大きいので、なかなか始動しないのではないかと心配していた。
 
しかし、そんな心配を余所に、セル1発で始動。
さすがインジェクションと言うべきか?
3ヶ月もエンジンをかけていなかったとは思えないほど、普通に安定してアイドリングしている。
走らせたくてたまらなくなるが、ただでさえ花粉予防マスクが手放せない状態なので、走り終えたあとのことを考えると、とても走り出す勇気が起きない。
 
しかたなくGSXはガレージに戻してカバーをかける。
花粉の飛散が落ち着いたら、また引っ張り出すことにしよう。