松代と白馬と黒部ダム(後編)

RX-82006-05-14

白馬2日目。
天気は悪いという予報だったのだが、朝から晴れ。
みんな天気を諦めていたせいか、なかなか起きてこない。
すっかり遅い出足となったが、まずはジャンプ台にでも行ってみようということになった。

ジャンプ台の上から白馬の町を見下ろすと、ここから跳ぶことができたらさぞかし痛快だろうと思う。
ましてや、オリンピックの舞台で満員の観客の前で跳ぶことができるなんて、すんばらしいことだと思う。
 
ジャンプ台の後、黒部ダムに行ってみようということになった。
扇沢からトロリーバスに乗って黒部ダムまで行く。
今年からバスの料金が上がったようなのだが、片道16分の乗車時間で、往復2500円はどうかと思う…。
(もちろん、大変な難工事だったトンネルをくぐって行くのだから、わからないでもないが)

黒部ダムは、小学生の頃に1度両親に連れられて来た記憶がある。
今回、あらためてダムを渡ってみると、この山奥にしてこの規模のダムを作るということが、どれだけ大変なことかと思う。
今日の時点で雪もたくさん残っており、冬の工事は大変だったことだろう。
(しかも昭和30年代の話しである)
 
室堂まで行きたかったが、時間的に難しいと考え、引き返す。
みんなは東京方面に帰らなければならないのだ。
また近い将来、室堂まで行くことを決めて、帰路につく。
帰路と言っても、扇沢から私の自宅までは50分くらいである。
みんなはまだまだ長い道中であるが、あっさり帰れてしまう私にとっては、なんとなく羨ましい。
帰るのも旅行の一部だからかもしれない。