NINJAのシフトペダル調整

RX-82008-10-11

通勤に使っているNINJA(GPZ900R)の、ミッションがおかしい。
2速に入らないときがあるのだ。
私のNINJAももう製造されて20年以上(1987年製:1989年購入)が経っているため、どこにガタが来てもおかしくない。
しかし、シフトペダルを1速から2速にかき上げたときに、2速のギアが受け入れないような動きだったので、一般的に良く聞く「ギア抜け」とは違う気がしていた。
まぁ、とにかくチェンジロッドあたりを調整してみようと思った。
 
ということで、久しぶりにステッププレートとクラッチキャリパー、ドライブスプロケットカバーを外してメンテしてみることにした。
ドライブスプロケットカバーを外してみると、スプロケ周りはチェーンオイルと砂・泥が溜まっていて、大変な状態(^^;)。
 
イカイカン、こんなことでは。
早速竹べらと歯ブラシとパーツクリーナーを駆使して、汚れを取り除く。
ちなみにスプロケの歯は、まだ交換の必要が無いくらいだった。
 
で、肝心なシフトペダルとリンクロッドの状態だが、やはりリンクロッドのアジャスターがだいぶ伸びて(つまり、リンクロッド長が伸びて)いた状態だった。
おそらく振動で少しずつアジャスターのネジが回ってしまったんだろう。
この状態では、メいっぱいシフトペダルをかき上げても、うまくギアが入らない状態だった。
 
これは調整で済みそうなので一安心し、アジャスターを短めに調整して、組み付け直した。
(シフトペダルのサークリップが、専用工具が無くて装着にだいぶ手間取ったが…)
 
ついでにクラッチのキャリパー・ピストンを掃除して耐圧グリスを塗り、クラッチのプッシュロッドも一度抜いてグリスアップして戻した。
外したときと逆に、ドライブスプロケットカバーとクラッチキャリパー、ステッププレートを組み付けて、作業終了。
リンクロッドを調整した関係で、シフトペダルの位置が微妙に変わったが、気が付くレベルではない。
 

 
センター・スタンドを立てて、エンジン始動。
(こういうとき、センスタがあると便利なのだ)
クラッチレバーを握って、手でシフトペダルをニュートラから1速に落とし、2速に上げてみた。
 
見事!2速にチェンジする。
しかもしっかりと(^^)。
やはりリンクロッド調整だったか…。
いかにメンテを怠っていたかというものだ。
 
マメなメンテは必要である。