八重山諸島に遊びに行く(3日目)

RX-82012-09-17

八重山旅行、3日目の朝。
今日は朝から良い天気である。
 

 
朝ご飯は昨晩の余り…のタコライス
お米を5kg買ったので、ゴハンはたくさんあるのだ。
 

 
朝ご飯のあとは、八重山ヒュッタ前の海岸でのんびりする。
 
波照間行きのフェリーは、安栄観光のホームページで確認すると、午前中の便は既に欠航が決まっている。
 
昼12時くらいに午後便の予定が決まるようなので、その時間に合わせて離島ターミナルに向かおうと思う。
 
それまでは八重山ヒュッタでゴロゴロしている。
各自、本を読んだり海を眺めたり。
私はヤドカリと遊んでいた。
 
 
午前10時くらいにチェックアウト。
それでも時間はあるので、川平湾に行って海を眺めることにした。
 
川平湾の駐車場はあまり大きくないのだが、なんと満車状態。
タクシーがとても多く、観光客も多い。
 
なんとか1台ぶんの駐車スペースが空いたので、デミオを駐める。
 
川平湾の展望台などにもたくさんの人。
よく観察してみると、みんな中国人のようだ。
 
今年5月に北京に行ったときに気づいたのだが、中国人は、遊歩道などにある柵とか手摺りとかに良く座っている。
手摺りが人でいっぱいなので、手摺りの役割をしていない。
いや、中国では手摺りではなく、ベンチなのかも…。
 
川平湾の展望台に向かう途中の、遊歩道の柵にも、たくさん座っている。
この光景から、中国人と判断したわけだが。
 
それから、暑かったのでアイスクリームを買って食べている人が多かった。
アイスクリームの棒や包み紙などのゴミを、道端にポイポイっと捨てている。
このへんからも、中国人だなと判断した。
(日本人はこんな捨て方はしないと思いたい)
 
川平湾はキレイだったが、人が多くて辟易し、石垣港離島ターミナルに向かう。
 

 
石垣港に近づくと、すごく大きな客船が見えた。
港周辺のホテルとかマンションより大きいので、遠くからも良くわかる。
 
めったに大型客船など見られないので、近づいてみた。
 
船に書かれている文字などを見た感じは、中国の客船のようだ。
川平湾に居た大量の中国人は、この船から出てきたのかもしれない。
 
こうして眺めていても、船の脇から中国人らしき人々を乗せたタクシーが、ひっきりなしに市街へ向かっていく。
 
タクシー屋さんは稼ぎ時か。
 

 
さて、離島ターミナルの安栄観光の窓口に行ってみた。
まだ12時前なので、午後の便の予定は発表になっていない様子。
やはり12時にならないとわからないようだ。
 
ということで、お昼ご飯にすることにした。
離島ターミナルから歩いて5分くらいのところにある「コーナーズ・グリル」に石垣牛ハンバーガーを食べに行く。
 

 
お店の前には「NOSOKO grill」と「CORNER'S GRILL」という2種類の看板が出ていて、どっちがこのお店の名前なんだろうかと悩む。
(実は前回も悩んだ)
 
どうやら「NOSOKO grill」は以前の名前で、「CORNER'S GRILL」が正しいらしい。
 
早速お店に入る。
ここで朗報!
 
波照間島行きの便は出航予定となった!
うれしー!
 

 
ということで、みんな奮発して、石垣牛ハンバーガーを発注。
上の画像はK氏のチーズバーガーダブル!
 
もはやハンバーガーの形ではない。
 
T氏が「ポリシーだから」と、これを両手で持ち、普通のハンバーガーを食べるようにかぶりついた。
…しかし、ぐちゃぐちゃになってしまう〜。
 

 
そして私はアボガドバーガー!
お値段1個 1850円+ドリンク150円で、合計2000円。
 
お値段もスゴイが、ボリューム満点で美味い!
ハンバーガーを食べた我々は、勇んで離島ターミナルへ。
さぁ、波照間島に行くぞー!
 

 
待ちに待った波照間島行き高速船。
13時発ということは、14時には波照間島に着く。
 

 
波照間行きの高速船に乗る。
石垣港離島ターミナルから約1時間の船旅。
 
台風の影響で、足かけ4日ほど船が出ていなかったらしいので、高速船がいっぱいになるくらい、荷物と人が乗る。
 

 
後部デッキは観光客の荷物でいっぱい。
みんな待ってたんだねぇ。
 

 
ちょっと揺れるけど、波を蹴飛ばしてガンガン行くぜ!
天気最高!海の色最高!
テンション上がる〜!
 
しかし、石垣牛ハンバーガーでお腹いっぱいの我々は、石垣港出航後しばらくして爆睡。
 

 
気づくと波照間島到着。
生涯2回目の波照間島である。
 
相変わらず、港の海の色もキレイ。
日本国内にも、こういう南国ムード満載のところがあるのだと痛感する。
 

 
港で宿のクルマを探す。
今晩お世話になる宿の、迎えのクルマに乗るのだ。
 
港から居住区まではたいした距離ではないが、荷物があるときは、やはりクルマはありがたい。
 

 
今日の宿到着。
お世話になるのはホテル オーシャンズさん。
http://www14.ocn.ne.jp/~oceans/
 
あぁ、ホントは2泊する予定だったのだ。
昨日高速船が出なかったため、1泊になってしまった。
 
のんびりしようと思っていたのだが、ちょっと予定が狂った。
でも、沖縄本島は被害が大きかった大型台風が来ていたのだから、ここに来れただけでもありがたい。
 
時間は14時半。
チェックインしたあと、時間ももったいないので、早速アクティビティに移行。
 
オーシャンズさんでは、自転車を500円で貸してくれる。
自転車は今年揃えたばかりとのことで、思いのほかキレイで、ガタとか無くて良かった。
そして、シュノーケリングの道具も貸していただいた。
お金は払っていないので、レンタルは無料だと思う。
 
自転車に乗った我々4名は、それぞれバラバラの方向に散る。
波照間島に来たら、各自好きなことをやろうと決めていたのだ。
だから、何をやるにも自分の自由なのだ。
 

 
ということで、私はホテルを出発して始めたことは、マンホールの蓋の撮影。
波照間島のマンホールの蓋は、マンホール蓋好きにはたまらない。
なにしろ日本最南端のマンホールの蓋であることと、なかなかここまで来れないこともある。
さらにこのデザイン。
南十字星がモチーフになっているなんて、波照間島ならではなのだ。
 
実は南十字星と星空観測タワーのデザインのマンホール蓋は、以前来たときに撮影済みである。
ところがそのときは、波照間島のマンホールの蓋のデザインは1種類しか無いと思っていた(JIS規格の、いわゆる無印のものを除いて)。
 
しかし、波照間島のデザインマンホール蓋には、もう1種類あるらしいのだ。
そこで今回は、もう1種類のデザインマンホール蓋を探すのだ。

なお、日本全国のマンホールの蓋は、以下を参照されたい。↓
マンホールマップ(検索)
 
探すといっても、マンホールの蓋は大自然の中にぽつんとあるわけではないので、居住区を中心に自転車でウロウロする。
 

 
↑なんと、コンクリートで埋められかけているマンホールの蓋を発見。
秀逸なデザインの蓋がコンクリに覆われているなんて、ちょっと切ない。
 
それにしても、この蓋はもう開ける必要が無いということか。
 

 
しばらくウロウロしていると、発見!デザインマンホール蓋!
本当にあったので、ちょっと感動。
 
絵柄はやはりサトウキビが中心。
その周りに、波がデザインされている。
 
上部には「南うるまのゆがふ島」と書かれている。
調べてみたら、「うるま」は珊瑚のことで、「ゆがふ」は「世果報」と書くようで、豊作を意味するとのこと。
要約すると、「南の珊瑚の豊かな島」になるらしい。
 
中央には「水土里ネット」とある。
「みどりねっと」と読むらしい。
土地改良事業団体連合会の愛称とのこと。
 

 
こんなサトウキビ畑の中にあるとは。
農業用の空気弁だから、あたりまえといえばあたりまえか。
 
さて、最初の目的を達成したので、次のアクティビティに向かう。
 

 
これだけ天気が良いと、行くでしょう「ニシ浜」。
「ニシ浜ブルー」とも言われるあの海の色は、一度見たら忘れられない。
 
居住区からは自転車で10分も走ればニシ浜である。
さっき到着した港のすぐ近くにある。
 

 
キター!ニシ浜ブルー!
スマホのカメラではこの色の再現に限界があるナ。
とにかくキレイな青色。
 
飛び込みたくなる前に、しばらくじっと眺めてしまう。
感動の風景である。
 

 
自転車のカゴに入れてきたシュノーケリングの道具を持って、ブルーの海に入る。
海中を覗くとすぐ、こんな感じでサカナが泳いでいるのがわかる。
しかも信州ではなかなかお目にかかれないサカナばかり。
 

 
大きなサカナも泳いでいる。
なんだろコレ?
 
しばらく追いかけてみたが、珊瑚をひっくり返して何かを食べている様子。
 
サカナを見ているだけでも、なかなか面白い。
 
1時間半ほどシュノーケリングを楽しんだ後、とりあえず最南端の碑にも行ってこようと思い、自転車で南に向かう。
 

 
午後5時。
日本最南端平和の碑。
ニシ浜からここに向かう途中、K氏に出会ったので、一緒に最南端に来た。
周囲には我々以外、誰も居ない。
 

 
日本最南端といっても、宗谷岬とか納沙布岬のような突き出た岬があるわけではなく、ゴツゴツした海岸があるだけである。
しかし、ここが有人島としての日本最南端である。
無人島としては、もちろん沖ノ鳥島が最南端)
 

 
日本最南端の公園に隣接して、星空観測タワーがある。
マンホールの蓋のデザインのモチーフである。
 
ここには有ると思うのだ、日本最南端のマンホールの蓋が。
マンホールを求めて、ちょっと周囲を散策。
 

 
最南端のネコ助発見。

子猫である。
 
星空観測タワーの玄関に居たのだが、人間に慣れていてなかなか愛嬌がある。
しっかりゴハンは食べているのだろうか?
情が移るとイカンので、なるべく近づかないようにする。
 

 
↑そしてこれが、おそらく日本最南端のマンホールの蓋。
星空観測タワーの脇にあった蓋である。
JIS規格のなんの変哲もない蓋で、サビサビである。
 

 
位置的には、上の写真の軽ワゴンの手前にある。
 
これで、前出のマンホールマップの日本の東西南北端のマンホールの蓋はすべて抑えた↓。
マンホールマップ(検索)
 
目標達成である。
 

 
だいぶ陽が傾いてきたので、ホテルに帰ることにする。
  
夕方6時。
ホテルのある集落の中心にある名石共同売店で「さんぴん茶」を購入。
島内には数カ所しか売店がないので、この売店にはよくお世話になる。
 
幻の泡盛と言われる波照間酒造の「泡波」も売っている。
 

 
夕食はみんなで合流して、「花HANA食堂」に行く。
島内には売店も少なければ、食事処も少ないのだ。
だから、高速船で見た顔がチラホラ見られる。
 

 
波照間島にカンパイ!
いやぁ、来れて良かった。
 
台風のせいで飛行機が欠航したり船が欠航したり、あちこちキャンセルも多かった様子。
おかげさまで、3連休だというのにどこに行っても混雑が無くて快適な八重山ツアーになっている。
 
ありがたい。
 

 
さんざん食べて、最後はやはり、シメの八重山そば
美味いなぁ、沖縄の食べ物は。
 
このあとホテルに帰り、星空観測タワーの観測ツアーで星空を満喫した。
さらにホテルオーシャンズさんの屋上で寝ながら星を眺めた。
雲が一部あったりしたので、満天とはいかないまでも、スバラシイ星空を眺めることができた。
 
あぁ、やはり波照間はいい。
 
3日目の夜は更ける。