有峰林道を走りに行ってきた

有峰林道

台風8号が過ぎ去り、とてもいい天気になることが約束されたような今日、有峰林道に走りに行ってきた。
 
参加者は先週のビーナスラインと同じTくんと、Tくんの愛娘Aちゃん。
 

 
実は昨年、GSX1400で走りに行ったのだが、そのときにTくんに話したら、ぜひ走りに行きたいということになった。
あらためて有峰林道に走りに行く約束をしていたのだが、だいぶ時間が経ってしまった。
 
有峰林道は、富山県岐阜県の境目にある有料の林道である。
「林道」と付いているが、完全舗装された道路である。
 

 
有峰湖というダム湖の周りに作られた林道で、山奥に有る。
当然クネクネ道だらけである。

ここの魅力はなんといっても細かなワインディングと、交通量の少なさである。

通行料金は、自動二輪は300円なのだが、これに比べて普通自動車は1900円と、かなり割高感がある。
このため、交通量が少なくて済んでいるようだ。
とてもバイクが優遇されたワインディング・ロードなのである。
 

 
朝9時に新島々で集合した我々は、安房トンネルを抜け、奥飛騨温泉郷を抜け、山吹峠を越えて有峰林道に向かう。
 
我がスーパーテネレは大柄なため、こういった細かい峠道は苦手なんじゃないかと思っていたのだが、とても軽やかにコーナーを抜けていける。
 
GPZ900RやGSX1400より、軽い感じさえする。
 
後ろを走っているTくんからも、かなり楽しそうだと言われた。
常に右か左に倒れているようなワインディングなのだが、ヒラヒラ行けるのである。
 
正直、楽しい。
 
細かいワインディング・ロードで、こんなにスーパーテネレが楽しいバイクだとは思わなかった。
バンクセンサーも簡単に着いてしまうほど、ペタペタと寝かせられるし、安心感がある。
 

特に有峰林道の小口川線は、細かいカーブの連続が長く続くのだが、楽しくてしかたがない。
車体もサスペンションも良いが、ブレーキも良い。
なにしろ安心感が有る。
スバラシイ。
 
TくんのTDM900も、とても楽しそうだ。
Aちゃんはタンデムシートの上で寝ているようだが。
 

 
有峰湖の湖畔にある有峰記念館の中にある「レストラン有峰」で昼食。
この近辺に食事をするところは他に無く、いつもここである。
でもサービスも味も良いので、不満はない。
 

 
今回我々は、有峰林道に東谷線から入り、湖周線を通って有峰記念館で昼食。
昼食後に折立線を往復してから、小口川線を走り、水須でいったん林道から出て、亀谷から小見線に入って湖周線を周り、東谷線から抜けるという、大多和線を除いた有峰林道を制覇した。
有峰林道走行中は、工事のトラックが数台すれ違った程度で、一般の乗用車はほとんど出会わず、快適に走ることができた。
 

 
これで300円(2回入ったから600円)は格安である。
 
Tくんも満足したようだ。
 
ビーナスラインのような、ダイナミックなワインディングではないけど、バイクの楽しさを満喫できると思う。
オススメである。
 

 
近隣にはガソリンスタンドがほとんど無いため、神岡などで満タンにしてくると安心かもしれない。
ちなみにスーパーテネレは、安曇野で満タンにして、帰りも安曇野で給油したのだが、ワインディングを走り回っても、25km/l程度と、極めて燃費が良かった。
 

 
有峰林道からの帰り道は、平湯温泉の「ひらゆの森」で汗を流して帰った。
いつも立ち寄るお気に入りの温泉である。
 
有峰林道、ぜひまた行きたい。