ポルシェで通勤

RX-82012-12-01

実は10月中旬から、友人T氏のケイマンSとRX-8を交換して乗っていた。
今日は再交換したのだが、1ヶ月半乗ってみての感想などを書こうかと。
 
まず、普段使いのRX-8と交換したため、ポルシェを毎日の通勤で使うことになった。
なかなか経験できることでは無い。
 

 
もちろんいつもの会社の近所の駐車場に置いてみた。
T氏のケイマンSは車体色がシルバーで、あまり目立たないかなと思ったのだが、さすがにちょっと目立つ。
 
同じ駐車場(6階+屋上ありの立体駐車場)を使っている会社の同僚にも、少しずつバレてくる。
 
とりあえずしらばっくれておく。
 

 
ポルシェとはいえ、T氏のケイマンSは右ハンドルなので、あまり違和感なく乗れる。
ワイパーとウィンカーの操作レバーが国産車とは逆なので、交換してからしばらくは、交差点のたびにワイパーを動かしたりしてしまう。
 
トランスミッションはティプトロニック(AT)なのだ。
ATは運転していてつまらないものだが、通勤には楽である。
 

 
パワーは十分すぎるほどあるので、不足に思うことは無かった。
通勤は片道30kmほどなのだが、サスペンションが硬いのと、タイヤもゴツイせいか、路面が荒れているとガタガタと大変である。
 
硬い足回りなのだが、高速道路ではビシッとして、とても安心感がある。
 
ボディ剛性はとーっても高い。
分厚い鉄板の上に乗っている感じで、どんな走り方をしても車体が歪むことは無いのではないかと思うくらい、しっかりしている。
 
ぜひサーキットで走りたい。
 

 
信州にはワインディングロードが多いので、週末のたびに出かけてみた。
しかし、とても楽しみにしていたのだが、予想に反して面白くない。
 
マニュアル車でないということもあるが、とにかく車体のレベルが高くて、ビーナスラインぐらいでは、ガンとして安定していて、車体を振り回して楽しむようなことはできなかった。
 
どんなコーナーも私ごときの運転技術では、難なく曲がっていってしまうのだ。
 
じゅうぶん速く、不安感無く走れてしまう。
 

 
片道300kmくらいの旅行にも行ってみた。
 
長距離の高速道路の移動は、とにかく疲れない。
排気量(3400cc)もあることと、クルーズコントロールもあるため、ラクチンなのだ。
直線路も安定して走るので、長距離移動に向いていると思う。
 
カタチも、いかにもポルシェなので、道をあけてくれるクルマが多くて助かる。
 

 
燃費はRX-8よりも良くて、3000kmくらい走ってメーター上の燃費計は9.3km/Lを指していた。
RX-8は通勤利用で8.7〜8.8くらい)
 
タイヤやオイルなどの消耗品が高そうなので、維持費はかかるのかもしれないが、かなり欲しくなった。
ポルシェ・パラノイアの気持ちが、ちょっとだけわかった気がする。
 
自分が買うならベースモデルのケイマンのPDKかMTを選びたい。
中古車なら、なんとか手が出そうだし。
 
なかなかいい経験をさせてもらった。
T氏に感謝したい。