北海道ツーリング2014(2日目)

北海道ツーリング2日目
帯広→豊頃→昆布刈石展望台→浦幌→本別→足寄→オンネトー弟子屈→多和平→釧路
 
天気は曇り。
視界は悪くない。
帯広のホテルはどこも満室のようだ。
自分の泊まったホテルも、駐車場はバイクがいっぱい。
 

 
まずは帯広を南下して更別を経由し、豊頃に向かう。
「昆布刈石のダートが舗装された」という情報があったため、どんなものか見に行こうと思ったのだ。
 
豊頃の長節湖から大津港まで海岸沿いを走ってみたが、海沿いは霧がかかっている。
風も少しあって、波しぶきも道路にかかる感じ。
 
もちろん自分にも波しぶきがかかるくらいなので、バイクが錆びないか心配になる。
早く洗いたい。
 
それにしても、圧巻なのは砂浜に連立する釣り竿の列!
 
鮭を釣る釣り竿らしいのだが、砂浜がある限りずっと続いている。
ものすごい数だ。
 
鮭を投げ釣りで釣るというのは、北海道でしか見たことがないのだが、大津の浜の竿の数はスゴいと思う。
このあたりの鮭釣りって、けっこう盛んなんだ。
 
十勝川を越えて浦幌に入り、昆布刈石展望台を目指す。
昆布刈石に向かう道は、太平洋岸の断崖絶壁の上にあり、天気が良いととても風光明媚なところである。
 
肝心な昆布刈石の舗装路に来た。
確かに完全舗装の道路はできているのだが、昆布刈石展望台に向かうフラットダートは未舗装のままだった。
 
つまり、これまでの道路と平行して完全舗装の道路ができているのである。
 

 
もちろん舗装路など行っても面白くないので、ダートを通って昆布刈石展望台へ。
 
しかし霧が多くなってきて、気温も下がってきた。
視界が悪いので、釧路方面には海沿いを行くのをやめ、内陸に向かう。
 
浦幌から本別に抜けると、天気がよくなってきた。
気温も上昇。
気分も上々。
 
セイコーマート 上本別店で休憩。
朝ごはんはホテルで食べてきたのだが、セイコーマートのおにぎりの誘惑に勝てず、おにぎり購入。


 
天気もどんどん良くなり、足寄に着く頃は、暑いくらいになった。
 
足寄からオンネトーに向かう。
 
螺湾から例のごとく未舗装路を行く。
道道664号モアショロ原野螺湾足寄停車場線」というらしい。
ここもまだ未舗装路が残っているのだ。
オンネトーにアプローチするには、山奥の秘湖に向かう雰囲気が良い。
 
スーパーテネレにはこれくらいのダート道はまったく問題がない。
これまでGSXやGPZで何度となく走っているのだが、安心感が違う。
 
螺湾からオンネトーにかけて、だんだん雲が多くなってきた。
  




オンネトー到着。
 
空が青空でないので、湖面はブルーではなくグレー。
 
以前来た時はオンネトーの中にお金がいっぱい投げ込まれていたのだが、今は見当たらない。
もうあんなことにはならないでほしい。
 
昼食は弟子屈で。
いつもの摩周駅の脇にある「ぽっぽ亭」の「摩周の豚丼」をいただく。
 
美味いのである。
好物なのである。
 
このところ毎年、ここで豚丼を食べているくらい。
 






 
食事している間に、スマホで天気予報と雨雲レーダーを確認する。
夕方から夜にかけて、台風の影響で雨が降り出し、翌朝にかけて強く降るようだ。
あまり寄り道せずに、早めに釧路に移動しよう。
 
外にでると、空は曇っているが、いまのところ雨が降る気配は無いので、多和平へ向かう。
多和平は、弟子屈エリアに来ると、どうしても寄ってしまう。
 



 
多和平のレストハウスでは、ソフトクリームは売っていないので、とうきびアイスを買って食べた。
 

 
いつも多和平ではソフトクリームが欲しいと思うのだが、無い物ねだりである。
 
多和平をあとにし、釧路へ向かう。
空はどんよりしているので、釧路湿原など眺めることなく、釧路市街へ入る。
サクッとホテルにチェックイン。
 
夕食は釧路の繁華街の末広町で食べようと、出かける。
 
繁華街と言っても、今日は日曜日でほとんどのお店がやっていない。
(夏休みなのに!)
なんとも寂しい繁華街だ。
 
一回り歩いてみたのだが、居酒屋くらいしかやっていない。
なるべく釧路らしい料理を出してくれそうな居酒屋を探し、「くし炉 あぶり家」に入る。
 





 
ほかの観光客もみんな考えることは同じで、店内はほとんど満席だった。
外は寂しい感じなのに、店内は盛っている。
 
焼き魚中心に食べたのだが、どれも美味かった。
ホエー鯖、初めて食べたのだが、美味かった。
 
ホテルに帰って台風12号の状況を確認する。
20時頃から雨が降り始め、翌朝まで強く降り続いた。
 
スーパーテネレは車体カバーを積んでいたので、車体カバーをかぶせておいた。
 
明日はどのみち雨だろうから、あまり移動しないで温泉でのんびりしようか。
 

北海道ツーリング2014(1日目)

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2014年の北海道ツーリング
1日目:札幌→安平町→えりも岬→帯広

北海道ツーリング1日目、まずは札幌から電車で安平町の友人宅まで移動して、スーパーテネレを起動する。
今回の北海道ツーリングは、7/20のツーリングの続きになるのだが、わかりづらいため、今日を1日目にする。
 
札幌からの移動は電車。
世間的には大型連休初日なので、新千歳空港に向かう人達で電車はいっぱい。
大きな荷物を持った人が多いので、帰省か旅行客だろう。
 
南千歳から石勝線で、ローカル列車の旅。
こちらは、同じ車両には自分とあと2人くらい。
 

 
札幌から1時間ほどで安平町の友人宅に到着。
7月の三連休に持ってきて保管してあったスーパーテネレを起動する。
事前に一緒にパッキングしておいた荷物も引っ張り出す。
 
昨日の友人の結婚披露宴用のスーツや革靴などの衣類一式は、デイバッグに詰めて自宅へ郵送する。
これで準備万端。
 
昼食は、友人オススメの札幌ラーメン「三九」安平店で「塩バターラーメン」をいただく。
最近のゴチャゴチャ味付けしたラーメンとは違い、シンプルで美味い。
札幌ラーメンとはこういうものだろう。
 

 

 
ラーメンを食べ終えたら、北海道ツーリングの開始である。
 
今日の宿泊地は帯広なのだが、当初、安平町から夕張経由で日勝峠を越えて帯広に入ろうと思っていた。
しかし、天気も悪くないし、せっかくの北海道をなるべくたくさん走りたいので、えりも岬経由に変更。
 
えりも国道をひたすら東へ向かう。
 
途中、トイレに行きたくて、セブン-イレブン新ひだか三石店に寄る。
セイコーマートを探して走っていたのだが、なかなか無くて、しかたなく立ち寄った。
(実はすぐ先にセイコーマートがあったのだが…)
 


それにしても、えりも国道をずっと走りっぱなし。
こんなに長かったかなぁと思いながら、襟裳岬に向かう。
 
そしてようやく襟裳岬到着。
長かった。
久しぶりに襟裳岬まで来た。
 

 
しかし襟裳岬名物の風が無い。
ほとんど無風。
いつも強風の襟裳岬なのだが、風がないのは初めてかもしれない。
 

 

 

 

 


売店襟裳岬のステッカーを購入し、帯広に向かう。
 
襟裳岬から広尾方面へは、海岸沿いの黄金道路を通る。
今の黄金道路はトンネルが多くなり、つまらない。
もちろん、安全・安心にはなったが、海沿いの波をかぶりながら走る、ちょっとスリリングなあの道は、もう無い。
 

黄金道路の旧道↑
 
旧道もちょっとだけ行ってみた。
路面が砂だらけで、ハンドルが取られるくらい積もっているので怖い。
路肩が崩れていたりして、通り抜けられない。
 

 
誰も通らなくなった黄金道路の旧道にスーパーテネレを停める。
昔はこんな道を通って襟裳岬に向かったのだと、懐かしく思う。
 
忠類で道の駅の寄る。
 

 
この道の駅には、キャンピングカーが5〜6台は停まっていただろうか。
キャンピングカーで道の駅に寝泊まりする人、増えたなぁと思う。
 
さて、だいぶ陽も傾いてきて、明るいうちに帯広に着きたいので、更別から帯広・広尾自動車道に乗る。
毎年のように北海道にツーリングに来ているが、いつのまにか自動車専用道ができている。
 
片側1車線の交互通行だが、ずっと高架で景色は良い。
しかし、幸福・愛国のツーリング名所は通過してしまうのが残念だ。
 
19時、なんとか明るいうちに帯広着。
帯広市街のホクレンで給油、道央のフラッグゲット。
 

 

 
帯広では夕食に豚を食べようと思っていた。
「とん田」で豚丼を食べようと思っていたのだが、既に閉店時間を過ぎていてアウト。
 
グルメ案内系のWebサイトで調べて、帯広駅から東に少し歩いたところにある「ゆうたく」に行く。
 


ここで「十勝トンテキ定食」をいただく。
素直に豚丼か、生姜焼き定食を食べればいいのに、トンテキという響きに惹かれてしまった。
美味いのだが、豚丼はもっと美味しいのかもしれないと思ってしまう。
 
次に行った時には豚丼を食べてみよう。
 

 

北海道「ショート」ツーリング 2日め

北海道ショートツーリング

→前日からの続き。
7月の3連休に北海道に行ってきた。
いろいろとワケがあって、お盆休み前にバイクを北海道に持っていかなければならなくなったのだ。
 
7月20日(日)早朝に小樽港から北海道に上陸した。
 

 
小樽港の朝は良い。
下船は早朝4時半くらいということもあって、朝の港町の雰囲気が旅情をそそる。
 
バイクの下船はいつも最後。
車両甲板に降りると、意外とたくさんのバイクが積まれていて、北海道ツーリングの愛好家が多いことがわかる。
 

 
いよいよ下船。
我がXT1200ZE スーパーテネレは先月納車されたばかりなので、もちろん北海道を走るのは初めてである。
 
北海道ツーリングの使い勝手は最高と思っていたGPZ900R、GSX1400のあとを受け、スーパーテネレの期待はとても大きい。
ロングツーリング、とりわけ北海道ツーリングをするために買ったようなものなのだ。
 

 
フェリーから下船する時のスロープを下るとき、とても新鮮な感じがした。
もう何回も、小樽港への下船は経験しているのに、新しいバイクというのは、いつもの景色も新しく見せてしまうのだろうか?
 

 
さて、無事に下船完了したところで、行き先を考える。
今回の主目的はツーリングではなく、スーパーテネレを安平町某所のバイク仲間宅に届けることなのだが、小樽上陸時からとても天気が良いので、少し北海道を楽しむことにする。
 
まずは積丹半島を目指す。
 
スーパーテネレでは、既に1500kmほど走っているのでわかっていることだが、運転中の景色が良い。
これまで北海道を走ったGPZ900RもGSX1400も、けして小さいバイクではないのだが、スーパーテネレは違った。
着座位置も高ければ、姿勢も直立に近いので、見晴らしが良いのだ。
目線の位置からすれば、ほんの数センチの差なのではないかと思うのだが、景色はだいぶ違って見える。
安定感、安心感があるからか、気持ちも楽なのかもしれない。
 
270度クランクのエンジンは、トラクション性能のために必要なのだと思っていたのだが、こうした大陸的なツーリングでも鼓動感が心地良くて気に入った。
今まで4気筒のバイクばかり乗ってきたので、新鮮である。
 
さて、積丹岬にやってきた。
岬の突端には、相応の装備をして歩いていかないと行けないので、灯台に向かう。
 

 
まだ朝早いということもあって、観光客はまばらだが、バイクは駐車場に10台位停まっている。
岬にはバイクが集まるものである。
 

 
積丹ブルー」という言葉があるが、だんだん太陽が登るに連れ、海の色が青くなっていく。
これはキレイだ。
 
積丹岬灯台の後、神威岬へ。
神威岬は大学生のとき以来だから、25年ぶりくらい。
そのときは曇っていたと思うので、こんなに天気が良いのは初めてである。
しかも、駐車場やレストハウスなど、だいぶ整備されていてキレイになっていた。
 

 
神威岬までは駐車場から15分位歩く。
岬までの道は狭く、アップダウンもあり、けっこう大変である。
苦労して歩いたぶん、岬での景色は良い。
 

 
岬に向かって歩いていると、海が青い!
積丹ブルー」を実感したのは初めてである。
早朝ということもあり、他に観光客は見当たらない。
スバラシイ景色を独り占めである。
 

 
神威岬の断崖の下では、小さな船がまばらに動いている。
貝とかウニとか、捕っているのかもしれない。
 
いつまでも眺めていたい景色だが、欲も出てくる。
当初は、小樽から神威岬まで来て、それから安平町に向かおうと思ったのだが、神威岬から南側を眺めてみると、ずっと海岸線が見えていて、晴れているので、走り続けてみたくなった。
 
スーパーテネレも走りたいだろうし。
 

 
ということで、予定変更で神威岬から日本海沿いを南下することにした。
 
時間はまだ8時前。
今日の目的地、安平町には16時くらいに行けば良いので、けっこう走れると思う。
 
とりあえず朝ごはんを食べたいと思い、走り始めたのだが、神威岬からしばらくはコンビニも無い。
実はガソリンもそろそろ入れたかったのだが、見当たらない。
40kmくらい走って、まずENEOSを見つけて給油。
泊村まで来て、ようやくセイコーマートが有った。
 

 
北海道ツーリングでは、良くセイコーマートを利用する。
店舗数が多いということもあるが、おにぎりが美味しいのである。
特にホットシェフのおにぎりは美味しいと思う。
 
ガソリンも入れ、お腹も満たしたので、走り出す。
稼働停止している泊原発をチラチラと見ながら、海沿いを軽快に走る。
 

 
走ってみてわかったのだが、昔とは道がだいぶ変わっている。
トンネルが大きく、長くなっている。
日本海沿いは断崖絶壁も多く、以前は海岸の少ないスペースを縫うように道路が有ったのだが、トンネルがとても多くなった。
当然トンネルでは景色が見られないので、イマイチである。
それでもときどき、トンネルとトンネルの間や漁村を通過するときなどは、青い海が眺められる。
 

 
トンネルといえば、夏の北海道のトンネルは寒い。
天気が良いので陽が当たっているところの気温は上がるのだが、トンネルの中は寒い。
メッシュジャケットにメッシュパンツで走っていると、気温差に驚く。
あまり交通量がないので、排ガスでトンネル内が温まることも無いのだろう。
 

 
さて、お昼まで走り続けて、せたな町まで来てしまった。
漁師の店で海鮮丼をいただく。
 

 
とにかく新鮮な海産物がいろいろと乗っているのだが、アワビがすごい。
醤油を垂らすとウネウネと動くのだ。
やはり新鮮なものは美味い。
走ってきて良かった。
 

 
ウニめしも美味しそうだったので、今度来たらウニめしもいただこう。
 
せたな町からは東に向かい、長万部へ。
長万部町周辺の国道5号線沿いはドライブインも多く、カニの直売所なども多いという印象なのだが、しばらく見ないうちにだいぶ様変わりしていて驚いた。
 

 
大きなドライブインがほとんど閉鎖している。
国道5号線沿いは、さながらドライブインの廃墟銀座である。
 
これでは、頑張って今でもやっているお店も、素通りしてしまう。
不景気の波は、大津波になって押し寄せた感じである。
なんとか景気回復して、以前のような賑やかな長万部に戻ってほしいものである。
 

 
せたな町から豊浦の道の駅まで走ってきて休憩。
スーパーテネレは疲れない。
安平町の友人宅には、今日からスーパーテネレをしばらく置かせてもらうため、ここでお土産を購入する。
豊浦産のハムと、ホタテめしを買った。
 

 
ここまで走りすぎて、だいぶ時間も押してきたので、豊浦から安平町までは高速道路を使うことにする。
 
高速に乗る前に豊浦のホクレンで給油。
今年初めてのホクレン
昔は給油のたびにフラッグを貰っていたが、今は110円で購入するのだ。
道南の黄色のフラッグを購入し安平町へ向かう。
 

 
虻田洞爺湖I.Cから道央自動車道に乗り、道東自動車道の追分町I.Cまで、約140km。
スーパーテネレは高速道路は大好物である。
クルーズコントロールをセットして、あとは行き先を示すだけのような感じ。
 
安平町まではアッサリ到着。
友人宅にスーパーテネレと荷物やヘルメットなど、ツーリング用具一式を置かせてもらった。
 
8月のお盆休みは、飛行機で来て、ここからスタートする予定。
 
 
スーパーテネレは、先日の有峰林道では、細かなワインディングでも楽しくて、懐の深いところを感じたのだが、やはり大陸的なツーリング・ステージがベストマッチだと思う。
そして、今回北海道を走って痛感したのだが、サイドパニアが欲しい。
やはり荷物はたくさん積める方が良いと思う。
 

北海道「ショート」ツーリング

北海道ショートツーリング

今年も北海道ツーリングを計画しているのだが、友人の結婚披露宴が8月8日(金)にあったりするので、バイクの輸送を考えなければならなくなった。
お盆休みの前に、北海道にバイクを置いておき、友人の披露宴に出席してからツーリングをスタートする計画である。
 
バイク陸送では、過去何回かお世話になったトーリクさんのバイクパレットを利用しようと思ったのだが、なんと今年からバイクパレットはやめてしまったとのこと。
 
他にも陸送手段はあるのだが、値段を見るとどれも高い。
そこで、7月の3連休を利用して、フェリーでバイクを北海道まで運んでしまおうということにした。
 
北海道から安曇野には、LCCと高速バスを使えば格安で帰ってこれるし、北海道ツーリングも楽しめるし、自分で持っていくほうが楽しそうだ。
 
ということで、3連休初日、朝5時に安曇野を出発して、新潟港へ向かう。
10時半新潟港出航の新日本海フェリーに乗るのだ。
 
天気は、上越あたりまで曇りだったが、上越から新潟港までは雨だった。
特に長岡あたりは大雨で、これまで雨天未使用だったスーパーテネレが、すっかりずぶ濡れになった。
 
スーパーテネレのカウリングは、多少の雨では身体が濡れないくらいなのだが、この雨ではどうしようもなかった。
新潟市街に入ってきたあたりでは、雨もほとんど止んでいて、新潟港に着く頃は降っていなかった。
 

 
9時20分、新潟港フェリーターミナル到着。
 
バイクは30台位、港に並んでいた。
お盆休みほどではないが、けっこうたくさん乗るんだなという印象。
ハーレーな方々が多かった。
 
新日本海フェリーの乗船の手続きはとても簡単になった。
インターネットで手続きしておき、乗船票を印刷しておけば、乗船時にそれを見せるだけである。
 
この港について、ヘルメットも取らずに、バイクの乗船が始まったので、乗船票だけトップケースから取り出して、乗船の列に並ぶ。
新日本海フェリーの建物に入ることもなく、フェリーに乗り込んだ。
 
スーパーテネレにとっては、初めてのフェリーだ。
今回のフェリーは「フェリーゆうかり」である。
 

 
乗船後、レインスーツを脱いで、スーパーテネレの前の棚に干す。
フェリー内の着替えやサンダルなどはひとまとめにしてあるので、サッサと客室フロアに移動。
もう慣れたもんである。
 

 
いつものツーリストB(寝台)に荷物を置いて、着替える。
乗り込んでしまえば、あとは飲んで食べて寝るだけである。
まずはサッポロクラシックをいただこう。
 
今回はお盆休みではないので、乗客もギッチリではないが、ソコソコ乗っている。
子供が少ないので、静かである。
 
ツアー客が多いようだ。
それも長野県の。
 

 
新潟港を出航してからは、天気がとても良くなり、デッキでレインスーツやウェア、ブーツを乾かすライダーの姿も見られる。
 
自分もブーツとグローブを、デッキで干す。
 
波はとても穏やかで、のんびりとした船旅になった。
翌日に続く…。

有峰林道を走りに行ってきた

有峰林道

台風8号が過ぎ去り、とてもいい天気になることが約束されたような今日、有峰林道に走りに行ってきた。
 
参加者は先週のビーナスラインと同じTくんと、Tくんの愛娘Aちゃん。
 

 
実は昨年、GSX1400で走りに行ったのだが、そのときにTくんに話したら、ぜひ走りに行きたいということになった。
あらためて有峰林道に走りに行く約束をしていたのだが、だいぶ時間が経ってしまった。
 
有峰林道は、富山県岐阜県の境目にある有料の林道である。
「林道」と付いているが、完全舗装された道路である。
 

 
有峰湖というダム湖の周りに作られた林道で、山奥に有る。
当然クネクネ道だらけである。

ここの魅力はなんといっても細かなワインディングと、交通量の少なさである。

通行料金は、自動二輪は300円なのだが、これに比べて普通自動車は1900円と、かなり割高感がある。
このため、交通量が少なくて済んでいるようだ。
とてもバイクが優遇されたワインディング・ロードなのである。
 

 
朝9時に新島々で集合した我々は、安房トンネルを抜け、奥飛騨温泉郷を抜け、山吹峠を越えて有峰林道に向かう。
 
我がスーパーテネレは大柄なため、こういった細かい峠道は苦手なんじゃないかと思っていたのだが、とても軽やかにコーナーを抜けていける。
 
GPZ900RやGSX1400より、軽い感じさえする。
 
後ろを走っているTくんからも、かなり楽しそうだと言われた。
常に右か左に倒れているようなワインディングなのだが、ヒラヒラ行けるのである。
 
正直、楽しい。
 
細かいワインディング・ロードで、こんなにスーパーテネレが楽しいバイクだとは思わなかった。
バンクセンサーも簡単に着いてしまうほど、ペタペタと寝かせられるし、安心感がある。
 

特に有峰林道の小口川線は、細かいカーブの連続が長く続くのだが、楽しくてしかたがない。
車体もサスペンションも良いが、ブレーキも良い。
なにしろ安心感が有る。
スバラシイ。
 
TくんのTDM900も、とても楽しそうだ。
Aちゃんはタンデムシートの上で寝ているようだが。
 

 
有峰湖の湖畔にある有峰記念館の中にある「レストラン有峰」で昼食。
この近辺に食事をするところは他に無く、いつもここである。
でもサービスも味も良いので、不満はない。
 

 
今回我々は、有峰林道に東谷線から入り、湖周線を通って有峰記念館で昼食。
昼食後に折立線を往復してから、小口川線を走り、水須でいったん林道から出て、亀谷から小見線に入って湖周線を周り、東谷線から抜けるという、大多和線を除いた有峰林道を制覇した。
有峰林道走行中は、工事のトラックが数台すれ違った程度で、一般の乗用車はほとんど出会わず、快適に走ることができた。
 

 
これで300円(2回入ったから600円)は格安である。
 
Tくんも満足したようだ。
 
ビーナスラインのような、ダイナミックなワインディングではないけど、バイクの楽しさを満喫できると思う。
オススメである。
 

 
近隣にはガソリンスタンドがほとんど無いため、神岡などで満タンにしてくると安心かもしれない。
ちなみにスーパーテネレは、安曇野で満タンにして、帰りも安曇野で給油したのだが、ワインディングを走り回っても、25km/l程度と、極めて燃費が良かった。
 

 
有峰林道からの帰り道は、平湯温泉の「ひらゆの森」で汗を流して帰った。
いつも立ち寄るお気に入りの温泉である。
 
有峰林道、ぜひまた行きたい。
 

ビーナスラインに走りに行ってきた

RX-82014-07-06

バイク仲間のT君とビーナスラインに走りに行ってきた。
T君のバイクは、ヤマハのTDM900である。
スーパーテネレと同じ270度クランクのアルプスローダーである。
 
扉峠の駐車場で待ち合わせ、お互いのバイクを並べてみる。
ヤマハアイデンティティが良く現れていて、似ている。
しかし、他の何者にも似ていない。
 

 
やはりヤマハのバイクのデザインは秀逸である。
しっかりヤマハ色を出しながら、他のバイクと明確に違うデザインである。
 
最近のバイクは(とかいうと年寄り臭いが)、みんなどこか似てきてしまっている。
ともすれば、どこのメーカーかもわからないバイクが増えた気がする。
昔のバイクだって似たようなものかもしれないが、例えば往年のZ1000、CB900、GS1000などはみんな丸ライトで空冷並列4気筒なのだが、明確な差異があった。
今のバイクは並べられても違いがわからなかったりする。
単に自分の興味が向かないのかもしれないが…。
 
T君と会うのも久しぶりだったので、バイクの話で盛り上がる。
特にお互いのバイクがヤマハであることもあり、仲間意識が強まった。
 

 
ビーナスラインは2人で走りに来ることもあるし、お互いよく知った道である。
今回は扉峠から美ヶ原高原美術館まで往復する。
 
ビーナスラインはバイク乗りなら一度は走りたい、国内有数のワインディングである。
ここの近所に住んでいることを幸せに思う。
 
スーパーテネレは、車体が大きく車重も重いが、走りだすと重さは感じない。
以前のGSX1400と比べると、車重は明らかに重いはずなのだが、コーナリングは軽快である。
これは重心が低いこととハンドルおよび乗車ポジションが影響していると思う。
 
さすがにヘアピンカーブが続くつづら折れの上りなどでは、ちょっと重さを意識するが、安心してアクセルを開けられるため、立ち上がりは速い。
 
前後連動のブレーキも良く効いて、とても安心感がある。
おそらく車体とサスペンションのトータル性能だと思うが、ブレーキに不満はない。
やはり新しいバイクはすべての性能が良いのだと痛感する。
 
唯一気になるのは、コーナリング中のアクセル操作がギクシャクすること。
いやこれは、自分がまだビッグツインに慣れていないことが原因である。
バイクの免許を取ってからこれまで、4気筒しか乗ってきていないため、2気筒の扱いが感覚的に慣れないのだ。
 
スーパーテネレの走行モードを「S」から「T」に変更すれば、だいぶマイルドになるのでギクシャクも減るのだが、ワインディングを滑らかに走れるようになるには、もう少し修行が必要だと思う。
 

 
美ヶ原高原美術館の駐車場までやってきた。
雲の中なので景色はほとんど見えなかったが、バイクは多かった。
週末のビーナスラインは、スーパースポーツが多い。
速そうなバイクばかりである。
 
驚いたことに、何台かスーパーテネレに遭遇した。
白いスーパーテネレと白いTDM900の組みにも出会った。
こちらが青の2台なので、すごい偶然である。
駐車場を出たあとにすれ違ったのだが、あちらも驚いていたことだろう。
 
サスペンションの減衰力調整は、HARDで走ると跳ねる感じがあるので、STDとSOFTも試してみた。
SOFTにするとコーナリングにキレが無くなるというか、ちょっとモッサリした感じになるが、乗り心地は良い。
STDはホントに中間的な位置づけになる。
手元でセッティングが変えられるのは面白い。
 
エンジンも「S」モードで走るとコーナー立ち上がりのピックアップが良いので、速い。
「T」モードに比べて、ハイスロになる感じである。
 
スーパーテネレは大柄だけど、ワインディングを楽しめるバイクである。
アルプスローダーというのはこういうものか。
 
 

スーパーテネレにGIVIトップケース装着

RX-82014-06-21


 
先週納車されたXT1200ZE Super Ténéré、さっそく自分向けにカスタマイズしてみる。
 

 
手始めに、GIVIのトップケースを付けたい。
手持ちのトップケースはGSX1400のときから愛用している「E52 MAXIA」である。
MONOKEYケースなのだが、これをそのままスーパーテネレにも装着したいのである。
GIVIのスーパーテネレ専用ラック(SR371)を購入した。

ホントはYAMAHA純正のケースが車体にマッチしていて良いのだが、パニアケースなど、ポンポン買える金額では無い。
 

GSX1400装着時のE52トップケース
 
スーパーテネレ(私のは2014年式 XT1200ZE)にはキャリアが付いているが、もちろんこの上にGIVIのケースは乗らないので、専用のスペシャルラックに付け替えるのだ。
 

ノーマル状態↑
 
まずはノーマルのキャリアを取り外す。
キャリアはヘキサのボルト数本で止まっているので、これを緩めて外していく。
 
ノーマルのキャリアは、パーツが2段になっているので、2段目も外す。
 

 
2段目も外すと、フラットなベースが現れる。
ここにGIVIのスペシャルラックを取り付けていくのだ。
 

ノーマルキャリアをすべて取り外したところ。↑
 
スペシャルラックは簡単な構成。
ベースラックと、それを取り付けるパーツの構成。
これを組み付けていくだけである。

 

MONOKEYのベースラック↑
 
順番に組み付けていく。

 

組み上がった状態↑
 
ノーマルを外してスペシャルラックを組み付けるまで、30分くらいか。
 
早速トップケースを付けてみる。

 
車体色がブルーなので、白いケースはちょっと不釣り合いかなと思ったけど、案外違和感なく納まっている。
車体が大きいため、GSX1400のときよりケースの開け閉めがやりづらくなるのではと思っていたのだが、予想に反して、GSX1400より位置が低いので、ケースの開け閉めはしやすくなった。
 
これでツーリングも楽しみである。